「旧グッゲンハイム邸（GUGGENHEIM HOUSE）」は明治41年頃に建てられた異人館。

山陽塩屋駅から約5分の見晴らしの良い高台にあります。まず山陽塩屋駅の北側線路沿いを東へ約200m、突き当たり右手のトンネルをくぐり、さらに100m、「塩屋東第1」遮断機を渡り、階段を登った左手にあります。

「旧グッゲンハイム邸」は、明治大正期に滞在したドイツ系アメリカ人の名前に由来します。ところが、グッゲンハイム氏が住んだのは北隣の洋館で、こちらの建物はジャコブ・ライオンス氏という別の方が建てたことが後に判明したそうです。でも、地域の人に長年親しまれてきた「旧グッゲンハイム邸」の名称は引き続き使われています。

2009年に築100年を迎えた「旧グッゲンハイム邸」は、老朽化した建物の保存と維持のため、一般公開はされていません。多目的スペースとして、コンサート・イベント・教室・パーティー等の会場として、ご利用いただけます。

ただし、毎月第3木曜日に無料見学会を実施されています。時間は12:00-17:00、予約不要です。貴重な機会なのでぜひお出かけ下さい。

海に面した開放的な高台に建つ「旧グッゲンハイム邸」は、塩屋の風景の一部であり、地域の財産でもあります。訪問する際には敬意を持って接したいですね。

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