【神戸市須磨区】地元で「赤灯台」として知られる旧和田岬灯台は、現存する日本最古の鉄骨造灯台で国登録有形文化財です。
海水浴場として有名な須磨海岸にある「赤灯台」の正式名称は旧和田岬灯台、現存する日本最古の鉄骨造灯台で国登録有形文化財です。須磨海岸の目の前に広がる松林の一角にあります。
近寄って真下から見上げるとかなり迫力があります。
神戸市の公式資料によると、この灯台が実際に使用されていたのは須磨海岸の東方に位置する和田岬(神戸市兵庫区)だったそうです。最初に灯台が設立されたのは何と明治初期。途中、木造から鉄筋造に改築され、最終的に昭和30年代まで使用されました。
灯台の入り口部分には記念額が取り付けられています。右から縦に二文字ずつ読むそうで、明治5年(1872年)1月29日に旧灯台において初点灯、明治17年(1884年)3月10日に鉄筋に新設された灯台において再点灯されたと記されています。
当初の和田岬灯台は木造で白色に塗装されていたそうです。1枚だけですが、文化遺産オンラインHPに当時の写真が掲載されています。
現在の赤灯台脇には芝生スペースがあり、親子や子どもたちがキャッチボールや鬼ごっこなどをして遊んでいます。神戸の海を往来する船の安全な航海を見守っていた歴史的建造物が、今は市民の憩いの場を見守っているようです。
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