【神戸市須磨区】普段は入れない「赤灯台」へ 灯台の日に旧和田岬灯台が内部を特別公開

須磨海浜公園のシンボルの一つ「旧和田岬灯台」を訪れました。通称「赤灯台」と呼ばれるこちらの灯台は、かつて和田岬で海を照らし国登録有形文化財に指定されています。ふだんは外から眺めるだけですが、灯台記念日関連のイベントとして2025年11月1日に内部が特別公開されました。旧和田岬灯台は、灯台の日に合わせてこれまでにも内部公開が行われています。

入口の扉をくぐると、鋳鉄製ならではの無骨な質感が目を引きます。内部には縦に伸びる空間にらせん階段が設けられ、上部へ続いています。

本来は灯りを保守するために使われていた階段とのことですが、現在は保存のため使用できません。それでも天井までぐるりと伸びる構造を見上げると、当時の技術の高さが伝わります。

屋外では、かつて灯光を放っていたフレネルレンズが展示されていました。光を遠くへ届けるための工夫が詰まったレンズで、係の方が丁寧に解説してくださいました。

この灯台はイギリス人技師の指導で建てられた、日本最古の鋳鉄製灯台。和田岬での役目を終えた後に、須磨へ移設され、今も海を見守り続けています。

海風を受けながら、昔の船乗りたちへ光を届けてきた灯台の誇りに思いを馳せるひととき。次回の公開は未定ですが、ぜひまた訪れたいと感じる体験でした。

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