【神戸市須磨区】須喜磨会のゴミ拾い活動で楽しみながら街をきれいにー広がる交流と地域のつながり

須磨区の板宿・妙法寺・名谷エリアを中心に活動する「須喜磨会(すきまかい)」。2021年7月に発足したボランティア団体で、ゴミ拾いを通じて地域を豊かにすることを目的としています。活動は単なる清掃にとどまらず、参加者同士の交流や地域とのつながりを深める場にもなっています。

提供:須喜磨会様

「楽しみながらゴミ拾い」がモットー

須喜磨会のゴミ拾い活動は、ただの清掃作業ではありません。毎月第2・第4日曜日の10時にスタートし、ゴミ拾い自体は45~50分ほど。終了後は回収したゴミをまとめ、協賛企業から提供された飲み物などで交流の時間を楽しみます。さらに、会員の皆さんが持ち寄った不用品交換会も開催され、大盛況。街をきれいにするだけでなく、参加者同士のつながりが深まる素敵な時間となっています。

手前は子ども用のトング。マイトングを持参される方もいらっしゃるそうです。

2025年3月9日 妙法寺駅周辺の活動レポート

この日は総勢32名が参加。「須喜磨会」のモットーである「みんなで楽しくゴミ拾いをしよう!」という会長の挨拶を合図に、参加者は2班に分かれて活動を開始しました。

ゼッケン配布中の須喜磨会会長。グループの活動とは別に毎日地域を清掃されています。

子どもグループは保護者とともに安全な公園へ、大人グループは駅周辺を回ります。

拾ったゴミの中で最も多かったのは、タバコの空き箱と吸い殻。そのほかにも、空き缶やペットボトル、ビニール袋、壊れた傘など、さまざまなゴミが集まりました。

提供:須喜磨会様

印象的だったのは、子どもたちが率先してタバコの吸い殻を拾っていたこと。 大人がポイ捨てしたゴミを子どもたちが拾う――そんな光景には考えさせられるものがあります。せめて、自分のゴミは自分で始末する意識を持ちたいものです。

須喜磨会の活動では、新たな出会いや発見も生まれます。以前から個人でゴミ拾いをしていた方、子ども連れの家族、車椅子の方、会長の同級生など、さまざまな人が参加し、地域のつながりを深めています。この日の回収結果は、可燃ゴミ90L、不燃ゴミ50L、家庭ゴミ削減40Lとかなりの量になりました。

清掃後には飲み物を片手に交流の時間を楽しみます。

持ち寄られた不用品の山に多くの参加者が集まります。

回収したゴミは妙法寺駅に隣接するリファーレ横尾が引き取っているそうです。他にも、板宿では黒田蒲鉾店、名谷では大丸須磨店がゴミの引き取りに協力され、適切な処理が行われています。街から海へ、ゴミの行方を考える

街でポイ捨てされたゴミは、やがて川を流れ、海へとたどり着きます。近年問題視されている「海洋ゴミ」の約8割は街から出たものともいわれています。ゴミが分解されるとマイクロプラスチックとなり、それを魚が食べ、最終的には私たち人間の体内にも影響を及ぼす可能性があります。環境のためにも、自分や家族の健康のためにも、まずは「ゴミを捨てない」ことを意識したいものです。

提供:須喜磨会様

一緒にゴミ拾いをしませんか?

須喜磨会では、一緒に活動するメンバーを募集しています。会費もなく、気軽に参加できるのが魅力です。

こんな方におすすめ

・ボランティアに興味がない方 → やってみると価値がわかる!

・何か始めたい方 → まずはゴミ拾いから!

・自分に自信が持てない方 → 誰かの役に立つ実感が得られる!

ゴミ拾いは誰にでもできる地域貢献の一つ。次回の活動は、2025年3月23日(日)10:00~ 妙法寺駅で行われる予定です。ぜひ、参加してみてはいかがでしょうか?

須喜磨会の情報はインスタグラムをご覧ください。

須喜磨会の皆様、撮影ご協力ありがとうございました!

妙法寺駅はこちら↓

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