【神戸市須磨区】たくさんの縁起物や発見がある「綱敷天満宮」。時勢の波に乗り、夢が叶うことを祈願する「波乗り祈願」もあります。
須磨の天神さんと呼ばれる綱敷天満宮にはたくさんの縁起物や発見があります。
綱敷天満宮は、九州の太宰府へ左遷された菅原道真公が荒天を避けて須磨に上陸した時に、地元の漁師が大綱で作った円座で休まれた事にちなんで創建されたと言われています。
円座を模した縁起物の「綱敷の円座」があります。歓迎の気持ちが伝わるような立派な円座です。
色んな縁起物の中でも気になるのが「波乗り祈願」像。「波乗り祈願」とは、成功を収めるためや夢を叶えるために、うまく時勢の波に乗ることを祈願するものだそうです。
人間が生きていく上で大切なことは人生の波に乗ること。自分本位にならないように、時を読み、流れに逆らわず、自らの平衡感覚によって、状況に適応していくことだと説明されます。
そして、この「波乗り祈願」像は何と菅原道真公がモチーフになっているそうです。時代の荒波に乗り、一人でも多くの方が幸せになるようにと建立されました。まさか須磨の海でサーフボードを持たれた幼少時代の道真公がモチーフだったとは。ご利益がありそうです。
「波乗り祈願」とは、波乗りをする方のための祈願だと思っていましたが、時勢の波に乗り、夢が叶うことを祈願するものだったのですね。皆さんも一度綱敷天満宮へ出かけられてはいかがでしょうか。
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